
2007/8/10 Fri
ある政治家と昭和を代表する作詞家の対談。
政治家はやたらと
「なんで今の流行歌はこんなにつまらなくなったのでしょう?」
と作詞家に問う。
作詞家は
「今の若者が解る人だけに解ればいいと思っているからじゃないか?」
とお答えになった。
確かにそうかも知れません。
年々耳が肥え、音楽のジャンルが広がり、
その中から自分の好きな物を見つけるようになった。
世代、性別、ファッションで聴く物がそれぞれ違ってきた。
そうすると昭和のヒット曲のようにどの世代も同じ物を聴くという
ことは少なくなる。
もう一つ大きなことは、以前は歌そのものと歌詞を聴いていたのに対し、
今はサウンドがあってその中の一部にボーカルや歌詞がある。
洋楽的なサウンド重視の楽しみ方にJ-POPも徐々に近づいていったのです。
それにはウォークマンの登場と、カラオケの発達も大きい。
昭和の頃のような、
どこかの街頭スピーカーやラジオから流れる
流行歌を口ずさむような親しみ方はなくなり、
現代はサウンドを常にヘッドフォンで楽しみ、
伴奏なしで歌うこともない。
逆にいえば昭和歌謡は、
伴奏なしでも歌って成り立つメロのつくりだったし、
歌詞の普遍性は、まるで一遍の映画のような味わいがあった。
いい例えかどうかわからないけど、
僕の親の世代は現代人よりはるかに当用漢字以外の漢字や熟語に詳しい。
でも若者が親しむパソコンなどハイテクには疎い傾向がある。
どちらが正しいとか優れているかという事ではありません。
それぞれの時代に音楽を楽しむツボがあると僕は思っています。